EndNote中級者向け講習会
From Search and Beyond
【2016/8/4追記】
「ユサコニュース」第275号(2016年07月)に講習会に関する記事が掲載されています。
EndNoteの活用法は、記事内で紹介された、講師のChris Cooper氏が所属するエクセター大学医学部インフォメーションスペシャリストチームによるページでも取り上げられております。(動画あり)
さらなる学習にご活用いただけましたら幸いです。
当日の配布資料 (2016/8/2更新)
当日の配布資料は下記からご利用可能です。(付きの資料は学内からのみアクセス可能です)
Web of Science EndNote 補足資料
当日の会場Q&A (2016/8/2更新)
Web of ScienceQ1:Web of Scienceでh-indexを検索条件にして、特定分野でh-indexが高い研究者順に並べるというような検索はできるのでしょうか?
※ 「h-index」とは、論文の被引用数に基づいて算出される研究者の評価指標のことです。
詳細はWeb of Scienceのヘルプ(URL以下)をご参照ください。
http://images.webofknowledge.com/WOKRS522_1R3/help/ja/WOS/hp_citation_report_hindex.html
残念ながら現在のWeb of Scienceの仕様ではそのような検索を行うことはできません。著者ごとに逐一検索してh-indexの高い順に並べ替える必要があります。
Q2:Web of ScienceのResearcherIDとORCIDの関係を教えてください。
※ ResearcherIDの概要については以下のトムソン・ロイター社ホームページをご参照ください。
http://ip-science.thomsonreuters.jp/products/rid/
2つのIDは相互に取り込んで同期させることができます。
ORCIDは、
論文投稿時に「電子認証を経て(パスワードを入力して)」ORCIDを投稿システムに入力し、
かつ、そのジャーナルのDOIがCrossrefによって付与されている場合には、
自動反映させることができます。(自分で論文データを登録することも可能です)
トムソン・ロイター社のホームページ(URL以下)で、具体的な操作手順の案内も含めた解説があります。
http://ip-science.thomsonreuters.jp/products/rid/orcid/
Q3:EndNoteにPDFを直接取り込んだ際に、PDFにDOIの情報がなく書誌情報を取得できなかった場合の対処法はありますか?
※デスクトップ版のみで有効な機能です。ウェブ版(EndNote basic)ではご利用いただけません。
PDF取り込みにより作成されたレコードのタイトルを正しい情報に修正し、EndNote にアップデート検索をさせることができます。
[手順]
- 取り込まれたPDFファイルが添付されているレコードをダブルクリックで開き[Title] の欄に論文タイトルを正確に入力して保存
- タイトルを修正したレコードを選択し、メニューバーの [References] → [Find Reference Update]
- EndNoteがPubMedとWeb of Scienceからアップデート情報を検索し、情報が見つかった場合並べて表示されるので、情報に間違いがなければ[Update All Fields] → [Save Updates] の順にボタンをクリック
※本機能は必ずアップデート情報を見つけることができることを保障しているわけではありません。
※本機能は日本語の論文には対応していません。
Q4:Mac で EndNote がインストールされている状態で Word を利用すると文字が重複して入力されてしまいます。
EndNote と日本語入力ソフトが対立している可能性があります。詳細は下記ページをご参照ください。
http://www.usaco.co.jp/itemview/template44_5_15434.html
Q5:EndNoteデスクトップ版を購入した場合、これまで使用していたウェブ版の情報を引き継げるのでしょうか?
デスクトップ版にはWeb版と同期をする機能があるのでデスクトップ版とウェブ版の併用が可能です。
Q6:Google Scholarをシステマティックレビューに使うことはできるのでしょうか?
レビューに役立つものであるからぜひとも使うべきと考えますが、検索アルゴリズムが明確でなく頻繁に変更されている点などには特に注意する必要があります。レビューの際には検索条件や目的をしっかりと記録しておくことが重要です。
Q7:システマティックレビューをチームを組んで行う場合、どのように情報共有を行えばよいかについて教えてください。
サイトライセンスを得るなどして、レビューやデータを共有できる環境作りができれば最もよいでしょう。時にはレビュワーの間で相互にルールを順守できているかどうかをチェックし合うことも重要です。最近は国際協調による研究も進んでいますが、国ごとに著作権に関わるルールが異なる場合がしばしばありますので状況はさらに複雑になっています。専門家に相談するなどしてこうした点にも気を配る必要があります。
概要
論文作成やシステマティック・レビューの文献管理でお困りではありませんか?
文献管理ソフトEndNote(デスクトップ版)の便利な活用法、実践的機能を
講義・デモ形式(英語)で学びます。ぜひご参加ください。
※会場にPCはありません。
※PCの持込は可能です。(KUINS-Air、eduroamに接続可)
※EndNoteデスクトップ版を中心とした内容です。
ソフトウェアは大学生協等で購入可能です。30日間無料トライアル版もございます。
■ Chris Cooper氏の講演は英語で行われます。
The lecture of Mr. Chris Cooper will be conducted in English.
日 時 | 2016年7月26日(火) 14:00 - 17:00 (13:30-受付) |
場 所 | 医学部構内 基礎医学記念講堂 ※ 下記参照 ※ PC持込可 |
対 象 | EndNoteに関心のあるすべての方 |
プログラム |
14:00-14:20 EndNoteの概要紹介 [日本語] 広瀬聡氏 14:20-16:40 From Search and Beyond [英語] Mr. Chris Cooper
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講 師 |
エクセター大学シニアリサーチフェロー Mr. Chris Cooper ユサコ株式会社リサーチアシストグループ 広瀬 聡 氏 |
申 込 | ※申込は不要です。直接会場にお越しください。 |
共 催 |
京都大学医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 京都大学医学図書館 |
後 援 |
トムソン・ロイター株式会社 ユサコ株式会社 |
問 合 |
京都大学医学図書館 TEL: 075-753-4323 E-mail: medlib [at] mail2.adm.kyoto-u.ac.jp |
開催会場
Create : 2016-05-17 Last Update:2016-07-05