EndNote Web & EndNote 初心者向け講習会(2007年7月26日)、EndNote 講習会(2006年1月25日・2007年2月16日)と、2006年6月19日のセミナーのQ&Aです。追加の質問事項があれば、ユサコまでお問い合わせください。
*EndNote WebおよびEndNote Ver.X を例にした、2007年7月26日時点での回答です。
A1:プログラム上の不具合を防止する為に、(Word画面の)「ツール」→「EndNoteX」→「Unformat Citations」の作業後、不要な部分を消去してから、再度フォーマットをし直した方が確実かと思います。追加する場合には、自動連番機能で問題なく番号は振り替えられます。
A2:データを移す事は可能です。これはEndNote ver.10.0.2以上とEndNote Webの間では相互に可能です。 しかし、全部のデータを移すことは可能ですが、これとこのデータだけ等、選択的にデータを移す事はできません。
*EndNote Ver.X を例にした、2007年2月16日時点での回答です。
A1:複数のEndNoteライブラリからも引用が可能ですので特に問題ありません。
A2:検証してみたところ、EndNoteは1つの論文に1つの番号を割り振る為、原理的にそのような現象はありえないようです。
ただ、PubMedの”epub ahead of print” (冊子体未掲載、巻号ページ情報なし)から冊子に掲載されたデータ(巻号情報あり)へのアップデート時に、データの内容が変更されることがあるようです。
A3:EndNoteが取り込んだレコードの認識は、3つの情報(Record Number、Author、Year)によります。それぞれのEndNoteのファイルで、偶然3つの情報が同じであった場合に、このような現象が確認されております。
参考文献リストが変換されてしまう場合には、次の操作が有効です。
1)作成中のWordファイルを開く。
2)ツールよりEndNoteを開く。
3)EndNote内の“Export Traveling Library”を選択。
4)既存のLibrary、あるいは、新規のLibraryのどちらに参考文献リストを保存。
A4:可能です。ドラッグ&ドロップで文献のレコードにリンクすることができます。
A5:可能です。右クリック→インサートオブジェクトによりPDFファイルの他、Word等の他のファイルもリンクすることができます。
A6:これはWOSのデータ上の問題ですので不可能かと思います。
A7:あいにく、Lexis-NexisのImport Filterが初期値で用意されておりません。
下記のページにノースカロライナ大学が作成したFilterがありましたので、そちらをご利用ください。
URL:http://www.lib.unc.edu/instruct/endnote/lexis_nexis.pdf
A8:自動認識機能はないので、あらためて同じデータをWoSから取り込む必要があります。
A9:ライブラリはWindowsとMacとで互換性があります(Windowsの場合は拡張子enlが必要)。ただしVer5 以降Ver7までとVer8以降でライブラリの仕組みが異なるため、それぞれでの変換作業が必要です。たとえばVer3でのライブラリはVer5でいったん読み込み、さらにVer8以降で読み込み変換、というような作業となります。なお、Ver7以前のMac版で日本語を入力していたものについては、新しいバージョンで使用するために変換すると文字化けする可能性があります。
A10:あらためて確認したところ、アクティブな一つのライブラリに対してのみSubject Bibliography機能を使えますが、複数のライブラリに対しては使用できませんでした。
A11:EditメニューのOutput StylesからOpen Style Managerを選び、希望のスタイルファイルをハイライトさせてEditをクリック→Bibliography項目のSort Orderを指定してAuthor+Titleなどに変更、保存します。
A12:日本語Wordの自動フォーマット機能がそのようになっているため、現状ではEndNote側での解決方法はありません。
A13:Norton Internet Security(2005)のファイアウオール機能においてプログラム制御タグを選び、EndNoteについて”すべて許可”に変更することで対応できます。
EndNoteのバージョンとMac OS、Wordのバージョンの互換性の問題で起こっている症状と思われます。
下記の対応表で、EndNoteのバージョンとWord・OSの対応をご確認ください。
Word:http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/word.html
OS:http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/os.html
*EndNote Ver.9 を例にして、2006年1月25日時点での回答に、その後調査した補足情報を付記しています(2006年6月19日追加)*
A1:その図書が掲載されているデータベースが存在し、かつその表示形式をEndNoteに取り込むためのフィルターの存在が必要です。ない場合は、ひとつひとつEndNoteの入力規則に従って(Bookタイトルはここへ、著者はここへ、また著者の場合にはファーストネーム、セカンドネームはここへ入れるというような)入力していく方法しかありません。
このデータをEndNoteに取り込む際にはこういう方法があるというような紹介をしたユーザーサイトがありますので、そこから特定のフィルターを取り込むためのヒントが得られるかもしれません。
A2: どれをどのように引用リストに貼り付けていくかは、指定した通りにリストアップされます。並び換えの標準は番号順で、他に著者順等の方法があります。そしてそのデータをどうやって差し込むかというのは、それをライブラリのどこから選んでくるのかや投稿スタイルがサポートされているかによります。
Cドライブ→Programfiles→EndNoteフォルダー→Example→Paleoのライブラリの中にBookチャプターが入っているかもしれないと思われます。→再確認しましたところ、Paleoのライブラリの中にBookチャプターが入っているので、他のArticleと同様に引用できます。
A3: Bookチャプター形式のデータをインポートするフィルターは探してみましたが、現在のところ見当たりませんでした。
A4: http://www.endnote.com/からSupport&Services→OutputStyles→ソートの順番をStyle nameにして→"C"の箇所をブラウズした結果、2005年6月29日に更新された旨表示されていますので、対応できております。
他の雑誌も同様に、ここでスタイルの更新状況を確認することができます。
A5: 共通です。ライブラリも互換性があります。フィルターファイルについては"MacOS"にチェックを入れてFTPでダウンロードして下さい。(場合によっては解凍の必要があるかもしれません。)新しいフィルターの保存先は"Filters"のフォルダの中に保存して下さい。以前のもの(古いフィルター)は必ずバックアップをとっておいて下さい。
A6: Vancouverのフォーマットを確認したところ、用意してありました。
雑誌名と並んで各種の形式もOutput Styleとして登録されています。
フォーマットを整える際にOutput Stylesから選択するか、なければhttp://www.endnote.com/support/enstyles.aspでoutput stylesの一覧を表示し、ブラウズしてダウンロードすることができます。
保存先は
Windows:マイコンピュータ→C:→Program Files→EndNote→Styles
Mac:アプリケーション→EndNote*(バージョン名)→Styles
にします。
一覧に見当たらない場合は、新しいスタイルを作成することができます。上記の保存先と同じフォルダ内から似たスタイルのファイルを選んでコピーして任意の名前をつけておき、メニューのEdit→Output Styles→Open Style Manager でコピーしてできたファイルを選んで編集し、必要な形式にします。
A7: かなり複雑な内容です。本日は時間の関係で代表的なもののみを紹介しております。ユーザーの方が実際にその場面に遭遇して解決していくケースが多いので、個別(具体的)におっしゃって頂ければユサコの方で対応させていただきます。
A8: Term Lists(タームリスト)にはフル綴りと省略形式のピリオド付き、ピリオドなしの3つの形式があります。
→Abbreviationの1若しくは2のうち、どちらかを選んで下さい。
Edit→Output styles→Open style Managerで希望のJournal名をダブルクリックして 「Journals Names 」をクリックして頂くとその選択画面になります。
但し、スライドにも記載しておりますがこの作業に加えて以下の作業が必要です。
Tools→Open Term Lists→Journal Term listのTermsタブをクリックした状態でDelete Termを押して全てのJournalを消します。次にListタブに移ってImport Listでインポート作業を行います。"Cドライブ"→"Program Files"→"EndNote9"→"Terms Lists"→"Medical.txt"をクリックして"開く"を押します。そうしますと、全てインポートされます。
A9: 自分でカスタムフィールド(アンユーズド)を作って書き込む方法があります。その方法はEdit→Preferences→Reference Typeを選択した状態で→Modify Reference Typesを押します→表示された画面からCustom1を選択→この中に(例えば)Memoと入力して→OKを2回押します。
以上の作業を終えた状態で既存のEndNoteの中にあるレコードをダブルクリックでフル表示して頂くと、先ほど追加したMemoの欄があり、この中に書き込むことが可能です。
A10: 簡易表示では可能です。
Edit→Preferences→Display Fieldsでフィールドの表示順を入れ替えます。
ただし、フル表示の場合には不可能です。
A11:URLは手作業でリンクして頂くことになります。
補足:URLを手作業でリンクする際、URLを改行すればリンクはいくつでも貼ることが可能です。
A12:相手先のライブラリ形式がEndNoteと同じであれば理論的には取り込むことが可能です。
その場合にはAuthor , Title等の項目表示が全く同じで、その順序が完全に一致している等の制約を受けます。
A13:EndNote9はWindows2000以上に対応していますので、OSが98以下の場合にはエラーが発生します。
詳細は下記のURLをご参照下さい。(EndNote OS対応表)
http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/os.html
また、EndNoteとMSWordの対応表のURLは下記の通りです。
http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/word.html